ドライブ日和、どこに行く?
朝日がまぶしい夏の日。今日はちょっとそこまでドライブへ出かけてみませんか。
羊蹄山麓を一周
その形がまるで富士山のようだということで、別名、蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山。その雄大な羊蹄山麓をぐるっと一周巡るコースは、四季折々違う表情を見せてくれるので、1年を通してとても気持ちよくドライブできるルートです。羊蹄山の反対側には、農地や森があり、夏にはまぶしいグリーンを、秋には黄金色を魅せ、深々と降る長い冬の頃には冷たさと美しさがそのシーンに加えられます。
このルートでは、途中、湧水の里で美味しいお水を汲めたり、そのお水を使用したお豆腐屋さんがあったり、また、雑貨カフェや定食屋さん、お蕎麦屋さんなどあったりするので、ドライブには最適です。ニセコ町の道の駅、ビュープラザもこのルートの途中にあり、新鮮なお野菜、お土産、またアイスクリームや情報なども手に入ります。
あちこちに羊蹄ビュースポットが設けられ、車を停めて絶景を写真に撮ることもできるので、ニセコに滞在したならまずはこのルートから始めるのが良いでしょう。
ニセコパノラマライン
ニセコ山系を中心とした、山々に囲まれたニセコパノラマラインは、JRニセコ駅から岩内町までの道道66号線のことを言います。ニセコを囲む山々が織りなす絶景を満喫できることから、ドライブはもちろん、夏から秋にかけてはバイクのツーリングにも非常に人気があり、多くのライダーが訪れる場所です。天気のいい日には、羊蹄山だけでなく、日本海まで眺めることができ、周囲にはカフェやレストランや温泉施設もあるので、のんびりとした時間が過ごせるのが魅力です。パノラマラインは冬は雪で閉鎖になるので、夏と秋に楽しめるルートとなっています。
このルートで外せないのが、神仙沼。多く点在する沼の中でも最も神秘的で美しいとされる、名前の通りの沼で、アカエゾマツに囲まれ、標高もなんと770メートルの場所にあるので、周囲はとてもさわやかで、リラックスするにはもってこいの場所です。
ニセコから洞爺湖へ
洞爺湖は、夏にはキャンプ、BBQ、そして湖畔を散策、夜は花火、など、夏は特に活発なエリアです。ドライブがてら温泉につかるのもまた、日帰り旅行としては最高のルートと言えます。洞爺湖エリアには近年、おしゃれなカフェやパン屋さん、スイーツショップなどが続々オープンし、若い人たちにとっても人気の目的地となっています。
湖上でのアクティビティとして、カヌーやSUPがあり、波の余りたたない静かな水面でリラックスした時間が過ごせます。
湖畔は広く綺麗に整備されており、ファミリー層に嬉しい、子供の遊具も充実しているので、お子様を遊ばせながら、大人たちはゆっくりと珈琲を飲んだり、美味しいパンやスイーツを食べたりできるのも大きな特徴です。また、遊覧船や、スワンボートなどもあるので、休憩がてら湖上を楽しむのもいいかもしれません。
かつての洞爺サミットでも注目を浴びたウィンザーホテルまで足を延ばせば、高台からの圧巻の景色が待っています。ぜひ、晴れた日はレークヒル・ファームでアイスクリームを食べ、広い敷地で体を動かした後、ウィンザーホテルからの眺めを楽しんでください。
その他、美術館や博物館巡りとして、しりべしミュージアムロードがあります。後志管内の5つのミュージアムがあるので、お気に入りをめぐってみるのもいいでしょう。ニセコエリアとはまた違った、シーサイドをドライブするので、気分もまた一味も二味も違うと思います。
夏はスピードをうっかり出してしまいがちですが、安全運転を心がけて、楽しい夏のドライブを。