北海道胆振東部地震の被害につきまして

停電や断水はありましたが、比較的被害も少なく、助け合いの精神でニセコエリアは日常を取り戻しています

9月6日に発生いたしました最大震度7の北海道胆振東部地震で被災されました方には、心よりお見舞い申し上げます。倶知安ニセコエリアは震度4が報告されており、地震による停電、所により断水が発生いたしました。倶知安ニセコエリアにつきましては、翌日9月7日午前中にはおかげさまで復旧しております。

この度は世界中の方々からのメッセージや励ましのお言葉に、とても励まされました。何気なく日常を過ごせることの大切さ、幸せを改めて感じた方も多いと思います。ニセコのリゾート内では大きな被害は報告されておらず、余震などの危険性から一部の学校は7日も臨時休校となったりしましたが、本日より営業を開始しているお店やオフィスが多く見受けられます。

また、非常に強い台風21号に続き、地震の被害に遭われました観光客の皆様、飛行機や新幹線も閉鎖され、足止めを余儀なくされた方も多かったと思います。どうぞ道中お気をつけて安全にご帰宅されることをお祈りいたします。

倶知安ニセコ町では、通電してからも、まだまだ流通が追い付かず、スーパーやコンビニエンスストアなどでは食料や日用品の棚に空きが目立ちます。ガソリンスタンドには多くの列ができ、一人当たりの給油にも制限が設けられるところも多くありました。徐々に、日常を取り戻してはいるものの、まだまだ次回入荷がいつになるか未定というところも多いです。震源地付近では余震がまだ続いています。私たちも、電気が回復したからと言って油断せずに、少し気を張りながらも新しい週明けを過ごしていきたいと思っています。

地震発生後から週末にかけて、無料の炊き出しやイベントの声掛けなどをされ、地域を少しでも盛り上げ、元気づけるようにボランティアをされる有志の方、スーパー、飲食店が目立ちました。みんなが精神的にも厳しい中、助け合い、励まし合いながら、少しでも温かいものを口にすることの大切さ、孤独な時間を解消できる繋がり、コミュニティが、ここ、ニセコ倶知安にも存在します。不便さの中にも、本当の豊かさをかみしめた方も多いのではないでしょうか。

まだまだ安否が確認できていない被害の大きかった地域での復旧作業は続けられています。早く、全域で日常が戻りますよう、また二次災害が引き起こされないよう、祈るばかりです。

9月7日の夜空は大変美しく、夕日は濃い桃色を孕んだ空が印象的でした。