北海道フード、スープカレーの魅力
絶対食べたくなる!寒くなってくると体が欲する北海道食、スープカレー。
今では全国的にも広がり、レトルト食品をはじめ、大手カレーレストランチェーンでも、冬季限定メニューとして提供されるなど、その認知度はとても高い、スープカレー。
元々は札幌の喫茶店が販売した薬膳カリィが発祥と言われています。最初は漢方薬とスパイスを調合した薬膳スープで具が入っていなかったそうですが、評判が広がるとともに、出汁に使ったチキンなどを具にして提供し、そのうち素揚げした野菜などが組み合わされていくようになったのだそう。
広く知られるようになったからと言っても、「スープパスタ」のようにまだまだ道外ではただ汁気の多いカレーという誤ったイメージがあるのも事実。一度も食べたことがない、という方にはぜひ北海道へ来たならトライしてほしい北海道グルメの一つです。
ニセコエリアでも、スープカレーがいただけるお店が点在し、それぞれ味に特徴があるので、すべてをトライし、お好みのものを見つけてほしいと思います。ニセコエリアに住む外国人にもかなりの人気で、その味にほれ込む人が多数。一般的に食卓に並ぶ「カレーライス」は苦手という外国人も、スープカレーが自国にあれば・・・とさえ言い、週に何度も通うほどなのです。
その魅力は、まずは「スパイスの効いたサラサラのスープ」にあります。肉や野菜から取った出汁に、スパイスペーストを合わせてスープを作るのが一般的で、そのコクのある出汁に程よいスパイス、そしてほとんどのお店で「辛さ」が選べるのがポイントです。コクと奥行きがあるのが特徴なのです。また、トッピングも様々で、王道のほろほろチキン、ミートボール、素揚げの野菜をはじめ、チーズや卵など、とにかくバラエティが豊富。ほとんどのお店は、具に使うお野菜は地元のものを使用しています。栄養バランスも良く、何度食べても飽きない、とリピーターが増えています。
スーパーに行くと、カレールーの棚には、スープカレー用の瓶詰のペーストや、お手軽キットも売られており、家庭でも気軽に作れるようになりました。まさにスープカレーは道民に支えられているソールフード的存在になっています。
ニセコエリアの主なスープカレー処をいくつかご紹介します。ひらふエリアでは、大人気のつばらつばら、ニセコエリアのスープカレーのパイオニア的存在のカリー小屋、倶知安市街地だと、割と新しいお店のマーキーカリーや、開放的な店内と、豊富なメニューで魅了するジャングルブラザーズなどでいただけます。
特にこの時期、肌寒くなってくると、スパイスのきいたアツアツのスープカレーは、あなたの体を芯から温めてくれますよ。