新鮮な夏野菜の見分け方
夏野菜が並び始めました。できるだけ新鮮なものを選びたい。夏野菜の代表格の見分け方をシェアします。
直売所やスーパーに夏野菜が並び始めました。彩が豊富で目に鮮やかなビタミンカラーの野菜たちを見ていると、気分がハッピーになりますね。
食事は毎日のこと。体を作る元です。同じ野菜でも選び方によって味や栄養が変わってくるのをご存知ですか。たくさんある中でも、新鮮なものを選びたい。今日はスーパーで立ち止まったときに使える小さなヒントをシェアします。
トマト
夏野菜の代表格、トマト。水分が豊富なので夏野菜の中でもカリウムと水を同時に補給でき、抗酸化作用があるので健康に良い野菜としても知られています。その真っ赤な色の正体はリコピンという色素で美肌やダイエットにも効果的だといわれています。
トマトを選ぶときは:
•できるだけ真っ赤に完熟したもの(良質なリコピンが豊富に含まれていて、おいしい)
•色にムラがなくつやがあるもの
•皮に張りがあり、あまり柔らかくないもの
•ヘタの緑色が濃く、ぴんとしてるもの(しおれていたり黄色くなっているものは鮮度が落ちている証拠)
•ずっしりと重いもの
きゅうり
きゅうりは世界一栄養がない野菜、なんて言われていますが実はホスホリパーゼという酵素が脂肪の分解を助けてくれる効果があるんだそう。きゅうりは1本だいたい14カロリーというほど驚きの低カロリーなので、ダイエット食品としても優秀です。(マヨネーズをかけたらあまり効果はありませんが・・・)食欲のない真夏など、胃の働きを活発にしてくれる働きも持ち合わせているため、やっぱり夏にはないといけない野菜です。一本まるごとキンキンに冷やしてかじるのも、美味しいです。
きゅうりを選ぶときは:
•重みがある
•全体に張りがあり、緑の濃いもの(端が黄色いのは栄養が足りていない)
•できるだけ太さが均一のもの
•両端がかたいもの
•イボイボが痛いほどとがっているもの
•へたがしっかりと立っているもの
なす
水分を多く含み、夏バテ防止に効果的なのがなすです。栄養価はそんなに高くないといわれてきましたが近年、ポリフェノールによる抗酸化作用も注目されている野菜です。そしてなすは炒めても、揚げても煮ても美味しくいただける万能野菜で献立に役立つ野菜です。
なすを選ぶときは:
•へたの切り口が新しい=青みが残っているもの
•がくについているトゲが鋭く触ると痛いものほど新鮮
•全体の色が濃いもの
•表面はなめらかで張りがあり、つるつるしているもの
•重さがずっしりしているもの
ピーマン
ピーマンは嫌われ者の夏野菜のひとつではありますが、今では苦みの少ない物も出回っていて、栄養価も高いので、主婦の皆さんはスーパーで見かけると袋入りで買ってしまいたくなるお野菜の一つだと思います。実はピーマンのビタミンCの含量はレモンの果汁よりも多いんです。シミやそばかすの抑制、美白効果など、美容効果や老化防止効果も期待できるといわれています。ビタミンA=カロテンも多く含み、これは油との相性がいいので、なるべく野菜炒めや肉詰めなど油と一緒に炒めて摂取すると良いそうです。余談ですが、パプリカとピーマンの区別の方法は果肉の暑さと形の違いくらいしかないそう。果肉が薄くて細長いものがピーマン、肉厚で林檎の形に近いものがパプリカなんだそう。栄養素は基本的に一緒だけれど、ビタミンやカロテンの含有量はパプリカの方が圧倒的に多く栄養価が高いそうです。
ピーマンを選ぶときは:
•ヘタの緑が鮮やかなもの(黒く変色していないものが新鮮です)
•表面がつやつやしていて張りがあるもの
•肉厚なもの
•全体的に色ムラがなく、濃い緑色をしているもの
農業王国、北海道。美味しい野菜がずらりと直売所に並びます。旬な野菜たちは、そのエネルギーが一番満ちているときです。旬なお野菜をいただくということは、まさにそのエネルギーをいただくということ。
今日も大地の恵みをおいしくいただきます。少しでもお野菜選びのヒントとなりますように。