キュートなTシャツが出来上がるまで!

かわいいフロントデザインとさりげない羊蹄山がバックプリントにある、キッズTシャツ制作場をのぞいてみました

8月28日に、ニセコで開かれるキッズストライダーイベント。ストライダーとは、2歳ごろから乗れるバランスバイクのことで、このストライダーのキッズレースが各地で開催されています。大地を蹴って走り抜けるちびっこ達の表情はとても輝いていて、応援する側も、うきうきしてしまうイベントです。今年はニセコステージが開催されることが決定しました。

エクスペリエンスニセコも、そのメインスポンサーとして、ストライダーイベントを応援しています。近年のニセコのサイクリング熱も相まって、キッズ用のTシャツがあればかわいいなとの思いで、エクスペリエンスニセコ、キッズTシャツ制作をお願いすることにしました。

できれば地元の力をお借りして

オンラインなどで業者さんにお願いすれば早く正確に納品されるのですが、できれば、ニセコエリア内で頑張る人たちを応援したい、その方たちの力をお借りして作り上げるTシャツは、もっと特別なものになるだろうとの想いで、今回はニセコエリアのアーティストの方にお願いすることにしました。納期が迫る中、無理言って制作していただきました。今回は、デザイン興しからパッケージングまで一連の作業を見させていただき、非常に興味深かったです。

デザイン、型作り、タグ切り、シルクスクリーンプリント、梱包、までを担当してくださったのは、長谷川雄一さん。(=後志出身、物作りをなんでも器用にこなすアーティスト。現在 Niseko.cityというクリエイティブグループの所属メンバーの一人で、倶知安町にあるスタジオにてTシャツワークショップなども行っています)

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、Tシャツにシルクスクリーンで刷る場合、プリントする図案を一つ一つ型に起こさないといけないのです。木枠にシルク(メッシュ)を張り、デザインを露光して完成させます。もちろん、フロントのデザイン、バックのデザイン、などデザインごとに制作されるので、使用する図案が多いほどこの「型」も多くなります。この型作りをまず、手作りで作るところから始まります。

kids-t-shirt-making-5

細かい手順などは、「僕のワークショップにご参加ください(笑)」とのことでしたが、(詳しくはこちら)細すぎる線で描かれたデザインなどは、うまく反映されないこともあるので、そのあたりの見極めも重要なようです。今回、フロントとバックのデザインの他に、首にあるサイズの布タグをやめ、こちらもプリントにしたいとの意向を、ぎりぎりになって申し出たのに対し、快く受け入れていただきました。(こちらも大変な作業だと思うのですが・・・なぜなら4サイズ展開ということは1サイズにつき1つ型を作らなければいけなくなり、サイズの部分だけで4つの型が必要ということになるからです)

そして元々タグ付きで来るTシャツのボディの一枚一枚を手作業でタグを切り取り、オーダー数350枚すべてを手作業でサイズタグのプリントをしていただきました。こうすることによって、見栄えはもちろん、キッズにとっては、「チクチクしない」Tシャツになります。インクのノリなどは1枚として同じものはなく、その部分に人の手による温かみを感じることができる風合いとなっています。よくあるイベントTシャツとの違いもこのあたりで感じていただけるはずです。

kids t shirt making yuichi hasegawa cutting tags

1枚1枚、集中してタグ切り

Rows of T-shirts ready to go!

ずらっと並んだサイズタグプリント後の乾燥風景。気が遠くなる作業をすべて手作業で・・

「補助輪なんてもう要らないもんね!」メッセージ

キッズサイズで展開するTシャツです。ちょっと生意気でかわいいデザインをお願いしました。できてきたのは、「No more training wheels!!」のフロントコピー。「もう補助輪なんて要らないもんね!」の意味が込められたニセコキッズにもってこいのデザインです。ストライダーを乗りこなすキッズはもちろん、これから補助輪をはずす園児たちにも、そしてうまく自転車を乗りこなす低学年にもぴったりなイメージです。羊蹄山をはじめ、大自然に囲まれたイラストデザインになっており、バックプリントは、羊蹄エリアのシンボル、羊蹄山に、BIKE NISEKO, EXPERIENCE NISEKOの文字が。

ストライダーのイベントTシャツということだけにするのはもったいなかったので、ニセコに来た記念にも選んでいただけるようなデザインになっています。いつ着ていてもおかしくない、そしてさりげなくニセコをアピールできる、そんなキュートなデザインです。

最初から最後まで、責任をもって大変慎重に、心を込めて制作してくださり、ありがとうございます。

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豊富なカラーとサイズ展開

お子様がいらっしゃる方にはうなずいてもらえるかもしれませんが、子供用のTシャツを購入するときに、残念なのは、自分の子供のサイズがないこと。一番長い間着られる90センチのロットを多めにし、さらにその年齢の子供たちが選びそうなカラーを1サイズにつき2色用意しました。90センチは、まだ一人で着脱するのが困難な幼児もいますので、お母さん、お父さんにうれしい「ネックボタン」付きです。ボタンがあることによって、かぶせて着せるTシャツがずいぶんと楽になります。100センチ、110センチ、そして低学年のお子様までを考慮して120センチまで展開しました。

90センチ:サックスブルー・ベビーピンク

100センチ:バナナ・ライムグリーン

110センチ:ナチュラル・レッド

120センチ:ブラック・バイオレット

そしてこだわりとしては、各々のTシャツボディカラーに合わせて、デザインの色も変えています。例えばブラックには白のインク、ナチュラルにはグリーンのインク、ライムグリーンにはミッドナイトブルー、など。たくさんの色のチョイスの中からお好みのものを選んでいただけると思います。

これだけこだわり、手作業で制作していただいたにもかかわらず、低価格でご提供できるのも、地域のためなら、と破格で了承していただいたおかげです。ぜひ、皆さま、8月28日のイベント当日、私たちのブースにお越しください。カラーやサイズは数量限定ですので、ご希望がある場合は、お早目にお越しください。地域活性化のためにもぜひ、ご購入にてご協力をお願いいたします。お取り置きもいたしますので、ご希望がある方は([email protected])までお知らせください。お待ちしています。

1枚2枚3枚
2,000円3,000円4,000円

※上記のセット価格は、どのカラー、サイズの組み合わせでもOKです。

Experience-niseko-summer-2016-t-shirts

8カラー(1サイズにつき2カラー)x4サイズ展開

制作:長谷川雄一さん

所属:Niseko.city (ニセコドットシティ:アーティストで構成されるクリエイティブグループ。メンバーによるzine制作、販売、ワークショップの企画から開催まで幅広く活動中)

Creative Studio:虻田郡倶知安町北2条西1丁目7

HP:http://niseko.city/

Facebook:https://www.facebook.com/niseko.city/