おしゃれさんに響く北欧雑貨と家具の店
留寿都村の小学校跡をショップ兼工房に改装したKITORINGOさんに行ってみた
留寿都村はニセコ町から66号線をずっと進んで真狩村を通り過ぎ、230号線を走ると車で約40分で着く、近郊の村です。ルスツと言えば、Be Happy♪でおなじみのルスツリゾート(遊園地)が有名ですが、村全体でみると、農業が盛んで、冬は雪も豊富な素朴な村です。そんな留寿都村には、洞爺湖町のように、スローライフを求めるご夫婦や、カフェやバーをオープンしたいカップル、アート工房開業を目標にする若手のクリエイターたちが移り住む場所のひとつとして近年注目を浴びている場所でもあります。
その中でも2年前に旧三ノ原小学校内にオープンした家具と雑貨と憩いの店、キトリンゴさんは、その女子心をくすぐるおしゃれな北欧アイテムと、ぬくもりのある家具でじわじわと人気を高めている土日限定のお店です。
国道230号線を留寿都村から洞爺湖方面に進むと手の形の矢印看板Kitoringoはこちら、と案内板が出てきます。平屋の旧学校跡にが見え、広い校庭には校章の旗の代わりにKitoringoと書かれたフラッグがはためいています。駐車をし、店(校内)に入ると、なんともいえない懐かしい雰囲気に包まれます。学校の廊下、職員室、教室、黒板。
最初のお部屋には、奥様が実際に現地に買い付けに行くおしゃれな北欧雑貨が並びます。このお部屋は元職員室だそう。テーブルの上には、北欧の食器、ベビー用品、文房具や置物などのアイテムが色とりどりに、センス良く並んでいます。スウェーデンのドリルやアクセサリー、ベビーグッズが人気だそう。
奥の小部屋にはテーブルやいすなどの家具が置かれ、ショールームのようになっています。こちらは家具職人のご主人が校内の工房でハンドメイドされているもの。シンプルで、どこかぬくもりがある形は、選ばれた人の生活の中で末永くそこに在るもの、という印象が持てます。このお部屋は元校長室なんだそうです。そのドアの色も素敵ですね、と声をかけると、元々このきれいな水色だったんだそうです。
お隣のお部屋はキッズが遊べるスペース兼ワークショップなどが行われるお部屋として開放されています。大きく弧の字を描いた黒板と、KITORINGOの文字をかたどった木工サイン。大きなそろばんと懐かしいいすや机たち。このお部屋には、エクスぺリエンスニセコのマガジンも観覧用として棚に置いてくれていました。(嬉しいです!)
さらに奥はご主人の家具工房となっているため、一般立ち入りは禁止となっていますが、一声かけて覗かせて頂きました。大きな家具作り用のマシンが並ぶ、まさに家具工房。あれだけの存在感の機械です、大きな学校の校舎でもなければ、なかなか場所を確保するのは難しいと感じました。そこで造られた家具たちが、先ほどのショールームに並びます。
こちらを営われている佐藤ご夫婦は、洞爺湖町在住で、週末にKitoringoを営業されているそうです。ちょっとしたプレゼントをお探しの方、またお祝いの品などをお探しの方、ぜひ、一度訪れてみてください。見ているだけでもハッピーになれる空間で、他の人とかぶらない、素敵な北欧アイテムが手に入ります。
夏はコーヒーやデザートなども楽しめますよ。ニセコ方面、洞爺湖方面にドライブされるときに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。