倶知安町、人口増加勢い指数、国内ナンバー１

総務省が発表した2015年～2017年7月までのデータによる「人口増加の勢い」ランキングで1位に倶知安町、2位に千葉県印西市、3位に福岡県苅田町がランクインしました。

倶知安町に関しては、人口はもちろん、増減率が2015年0.06％、2016年1.48％、そして2017年2.55％と3年連続で増え続けています。その背景には、国際的スキーリゾートとしてのニセコ地区に、冬に一時的に滞在する外国人住民数が増えることにあります。

冬季のスキーリゾートで働くインストラクターや、宿泊施設の従業員などが来日することから、外国籍住民数の推移が11月で跳ね上がり、翌年4月に落ち着くという増減を繰り返しています。総務省の統計が毎年1月1日時点の人口であることから、その季節雇用の数も住民数としてカウントされ、一時的な滞在とはいえ、その増減数が1位になった大きな理由となっています。

2015年度のニセコ地区に観光に来た宿泊客の延べ数は約40万人。今後も、外国資本による不動産投資の熱も益々活発化し、2019年には大手外資ホテルが開業することも発表済みです。まるで外国のような環境で生活できるということで、英語を生かした仕事に就きたい日本人の姿も目立ちます。実際に、語学に長けている日本人はこの地では重宝されるため、求人情報も豊富です。ホテル業やレストラン業などのホスピタリティー業界に興味のある方々からも注目を浴びている地域です。外国化したと言われるニセコ地区ですが、まだまだ手付かずの自然、懐かしい田園風景、情緒ある温泉郷など日本の良いところもたくさんあるのが魅力です。

※人口増加の勢いランキングは住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（総務省）で3年連続人口が増加した市区町村を抽出=308団体。その3年間（2015年～2017年）での人口増加率を比較して、順位付けしています。