夏のニセコは避暑に最適
年間を通じて気温と湿度が低く四季の移ろいがはっきりしている北海道。夏のニセコは特に過ごしやすい気候なので避暑にはもってこいです。
これを書いている2016年6月18日現在。東京では33度の夏日だった今日、ニセコでは最高気温が17度でした。北海道は本州が「温帯」に属するのに対して「亜寒帯」に属し、「北海道気候」という名前で区分されています。本州でいう「梅雨」がなく、本州が梅雨の時期である6月は晴天の日が多くみられます。夏は25度を超える熱帯夜はあまりありません。不快な蒸し暑さがほぼなく、朝晩は肌寒い日すらあります。
新しい施設は別として、ニセコの家には基本エアコンはありません。窓を開けたり扇風機でしのげるからです。朝は4時には日が昇り、すがすがしい午前中を過ごすことができます。日中、照り付ける日差しに暑さを感じることはあっても、日が翳れば一枚羽織物が必要なほど涼しくなります。
年間平均気温 | 年間平均最高気温 | 年間平均最低気温 | |
---|---|---|---|
ニセコ | 7.0度 | 12.0度 | 3.0度 |
札幌 | 8.9度 | 12.9度 | 5.3度 |
東京 | 16.3度 | 20.0度 | 13.0度 |
那覇 | 23.1度 | 25.7度 | 20.8度 |
表をご覧いただけるとわかる通り、ニセコと那覇では夏の平均最高気温の差が約2倍。東京と比較してみても8度ほどの差があります。
雄大で美しい羊蹄山の眺めと高原の涼やかな空気、小道の木漏れ日と川のせせらぎ。天気のいい日には散歩に出て木々の間に見える青空を仰ぎ、飛び交う虫と鳥のさえずりに耳を澄ませる。そう、そんな大自然が外へ外へ、と連れ出してくれるんです。
食べ物もおいしく、インドア・アウトドアアクティビティも豊富。足を延ばせば小樽や函館、積丹など、ドライブも気持ちのいい夏。ひまわりやルピナスが咲き乱れ、新緑とのコントラストがとてもきれいで、ついつい何枚も写真を撮りたくなる。
倶知安・ニセコは世界中からのスキー客でにぎわう町ですが、夏はその賑わいも落着き、避暑を求めて本州・アジア圏からのロングステイのお客様、また家族での滞在のお客様(お子様はキッズキャンプやインターナショナルスクールのサマープログラムへ)そして近郊からは女子旅や仲間内、カップルでの小旅行のお客様が目立ちます。
とにかくのんびりと。泉質が豊富なニセコの温泉は、「ゆっくりとリラックスした滞在」を目的の皆様にも好評です。ニセコひらふ地区には特にコンドミニアムタイプの施設が多く点在し、お部屋にキッチンが設けられているため、自分たちで食材を調理して別荘のように過ごすことができます。
短い夏。後志エリアで見ればお祭りやイベントも各週のように開催され、いつも何か新しいものや刺激に出会うことができます。五感をフルに刺激する、そんなニセコの夏のステイ。一度体験しにきてみませんか。
夏の快適な気候を体験すれば、きっと毎年戻ってきたくなりますよ。