まだ遅くない、ニセコでナイターのスリルを体験してみる
ナイター営業の終了まで後1ヶ月となりました。日中とはまた違った表情を見せるスキー場では、新たな発見と驚きが待っています。
残り約1ヶ月、いよいよナイター営業のカウントダウンが始まる頃になりました。今シーズン、ニセコ全山4つのスキー場でナイターをオープンしているので、日が暮れてからも各スキー場のそれぞれ異なる地形を存分に楽しむことができます。
スキー/スノーボードがお目当てのニセコ旅ならナイターはマスト
日没後、ぽつぽつと明かりが灯るナイター営業が始まります。軽くてふわふわのパウダースノーが舞う中、日中よりももう一枚重ね着をして出かけませんか。天候に大きく左右されますが、基本的にナイターは毎日オープンしています。
スキー場 | ナイターで運行しているリフト | 時間 |
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アンヌプリ国際スキー場 | ジャンボ第1クワッド | 4:30PM - 7:30PM |
ニセコヴィレッジ | コミュニティーチェア/バンザイチェア | 4:00PM - 7:00PM |
ニセコグラン・ヒラフ | エースファミリークワッド/エース第2クワッド(センターフォー) | 4:00PM - 7:00PM |
ニセコHanazonoリゾート | HANAZONOシンフォニーゴンドラ | 4:00PM - 7:00PM |
ニセコのナイタースキーの魅力を6つご紹介します。
ナイトスキー、日本でも最大級の面積
ニセコHANAZONOリゾートの新しいゴンドラが追加され、ナイター営業が始まったことから、ニセコエリアは日本でも最大級の滑走面積を誇るエリアとなりました。コロナ禍で斜面や運行リフトが限定されていましたが、ハードコアなスキーヤーやスノーボーダーたちからもニセコは世界でも有数のナイターが楽しめるリゾートとして人気を博しています。遠くからでも山の斜面が煌々と輝いているのがニセコのナイタースキーです。
夜でも視界良好
日中よりも夜の方が視界が良いとは信じ難いですが、意外にもパワフルな照明が照らすことで霧が晴れ、ボコボコとしたコブ斜面やトラックがくっきりと浮かび上がり、曇りの日の昼間よりも視界が良いことがあります。照明は圧雪コースだけでなく、オフピステも綺麗に照らすため、ナイターでもツリーランも楽しむことができます。
利用者が圧倒的に少ない
今や世界中からスキーヤーやスノーボーダーが押し寄せる国際リゾート、ニセコ。日中はピークシーズンともあればリフト待ちに列をなしている光景も珍しくありません。それに比べ、夜のゲレンデは人の姿が少なく、コースを独り占めできることも。ゲレンデを広く使って滑走できるので、練習にももってこいです。午後の雪の降り具合によっては、ナイターでも膝までのパウダースノーに浸かって遊べる日もあるのです。
星空の元、光る下界の街明かりを目指して
晴れた日には空には星や月が浮かび、目の下にはひらふの街並みがキラキラと輝きます。中には途中で空を見上げたり、光り輝く街並みを写真に撮っている人たちも見かけます。ナイターの光が輝く斜面を下界から見るのも素敵ですが、ゲレンデから街や空を見るのもまた、この時期だけの特別な時間です。
やっぱりなんといってもシンプルに「雪質」
ニセコのナイターゲレンデが他と違うとすれば、やっぱりシンプルにその雪質にあります。夜は冷え込み、氷のように硬いコンディションになる日もあるのですが、安定的、断続的な降雪量を誇るニセコでは、ナイター時でもさらさらの新雪を楽しむことができ、時には朝一番の新雪よりも深い雪に恵まれることもあります。
ニセコの上質な雪の秘密は気温の低さだけでなく、日本海から吹き付ける北風がアンヌプリ山を超えて乾いた雪を大量に降らせる、世界でも珍しい"豪雪地帯にパウダースノーが降る" 恵まれた地域なのです。
賑やかな夜の街を散策
ナイターが終わる頃、スキー場の山麓が賑やかになります。カフェやバー、レストランはアプレスキーのお客さんで賑わい、キッチンカーが集まるひらふの十字街にはお客さんが列をなし、香ばしい匂いが空腹を刺激します。キンキンに冷えたビールでも、しっぽりワインや日本酒で乾杯をしつつ、冷えた体を温めながら、各々の「アプレスキー」タイムを楽しんでみてください。
百聞は一見にしかず
ニセコのナイターが穴場でいいのはわかったけれど、もう少し具体的に見てみたい、という方のために、過去にラグジュアリーホテル「スカイニセコ」に訪れたアメリカ出身の女性スノーボーダー、オリンピック金メダリストのケイトリン・ファリントンさんがナイターに出かける様子を記した動画をお借りしましたので、ぜひ、一緒に行った気分で鑑賞してみてください。
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