サンドブラスト体験に行ってきました!

ガラスに研磨剤の細かい粒子を吹き付けてガラスに模様を作る-サンドブラスト体験をしてきました!

サンドブラストってなに?

サンドブラストとは、研磨剤の粒子をガラスの表面に吹き付けて模様などを彫刻する制作技法を言います。ガラスに事前に好きな模様をカッティングシートなどで張り付けるので、その模様が残り、そのほかの部分が削れるということです。(マスキングテープで形をつくり、スプレーを吹き付けてマスキングテープを剥がすと模様が現れるのと似ています)

マイオリジナルグラスを作ろう

ニセコにあるがらすギャラリー童夢さんでは、そのサンドブラスト体験ができます。およそ2時間程度(こだわりの強い人はもっと長くかかるかも?)で、お好みの色のグラスにお好みの模様や絵の素敵なグラスを作ることができます。

今回は、サンドブラスト初体験の二人(マーケティング)が代表して体験に行ってきました。

好みのグラスと模様を選ぶ(描く)

「私には絵心がないから模様なんて作れない・・・」と呟いた体験者。模様や絵柄に関しては、豊富なサンプルがあり、すでにカッティングシートに印刷されているので、お好きなものを選ぶだけ。絵心のある人、こだわりのある人は、事前に書いて持参してもいいと思います。好きな柄を組み合わせてぐるっとグラスを囲ったり、インパクトのある柄をひとつだけ施したり。それはもう、お好みです。グラスは基本3サイズあり、大きさによって料金は変わります。色も紫、ブルー、レッド、グリーンなど好みのものを選べます。

ちなみに・・・。私たちのデザインは、今回サンプルの中から選ばせていただきました。

S:迷った挙句、木と猫のカッティングシートを選びました

Y:ちょっと変わり種として昨年のカウパレードで制作したカウ2頭を、基本的なサンプルからアレンジしてみました(動物のサンプルも豊富です。牛はなかったので、お尋ねしました。ほしい絵柄がない場合は一度聞いてみてください)

カッティング

カッティング作業です。実はこの全工程で一番時間がかかるのがこのカッティング作業です。はりつけたシールの白い部分をカッティングしていくのですが、当然のように細かければ細かいほど、神経を使います。カッターナイフを使うのですが、手慣れていれば、力の入れ具合、またカーブなどでグラスのほうを動かすコツなどがわかるのですが、初めての場合は力が入りすぎて、丸くくりぬきたくても直線になってしまう・・・というジレンマがあったりします。

余談ですが・・・同じ時間帯に体験に来られていた熟年ご夫婦は、お互いのためにグラスを作っていました。奥様のために細かいギリシャ神話の女神をカッティングしていて、ギブアップしそうになりながらも、一生懸命集中して作っていらっしゃいました。「いやあ、もっと簡単なものにすればよかったなあ」と言いながらも奥様のお好みのものを選んでいたよう。お互いの名前を入れたり、とても仲睦まじく、微笑ましく映りました。観光で来られていたようで、「いい思い出だわ」と奥様が最後におっしゃっていました。

Sand Blast Workshop Doumu 8

サンドブラスト

さて、カッティングの次はサンドブラストです。ゴム手袋をはめ、サンドブラストの機械に両手を入れます。正面の窓から覗くとホースのようなものが見え、足元のペダルを踏むとホース先から細かい粒子が出てきます。グラスの中に利き手を入れ、ゆっくりと回しながらブラストをかけます。カッティングシートで覆った部分が元のグラスの色として残り、それ以外は粒子によって削られ、白くなります。ゆっくりと回しながら削るのですが、あまり同じ箇所を削りすぎるとガラスが削れすぎて薄くなりすぎ最終的には穴が空くので、ほどほどにゆっくり回しましょう。グラスの下部は厚みがあるので、少し遅めにじっくり回して削ります。

Sand Blast Workshop Doumu 13

カッティングシートを剥がす

十分カッティングシートの周りの色が白くなったら取り出します。この時点でまだデザインのシートは貼ってあります。水で粒子を洗い流し、あとはシールを剥がすだけ。思っている以上に綺麗に剥がれ、美しい模様が現れます。

Sand Blast Workshop Doumu 4

出来上がり

最初に口頭で説明をいただくのですが、なかなか理解できない部分も、実際にやってみると、なるほど!と思います。色を残す部分をシールで保護するということも、やってみることによって実感に変わります。「ガラスを削る」というイメージでは、本当にそんなこと、初心者にできるのかしら?と思えたことも、実際に機械に通してみれば、「なるほど!」と、新しいイメージとして実感できます。

ワークショップを終えて

私たちは二人とも、初めての経験でしたが、思った以上に手軽に、そして楽しく体験できました。手先が器用じゃなくても、絵心がなくても、気軽にトライできるのがサンドブラスト体験です。もともと素敵なグラスですが、そこに自分の手で施したものが刻まれ、より一層思い出深いものになります。もちろん、その日のうちにお持ち帰りできますよ!

ご家族で経営されており、代表の北島さんはご自分のガラス作品を日本中あちこちに納品されて日本中飛び回っていらっしゃいます。奥様も娘さんも同じく作品を作られているガラス工芸作家一家です。修学旅行シーズンには、大人数の体験も対応できるよう、地下に広いスペースがあります。1階には最大8名が作業できる作業台があります。外国人の多いエリアゆえ、ちゃんと英語の手順表も用意されています。

1階の作業台の角にはたくさんのガラス作品が並んでいます。うっとりするほどのグラデーションのサンドブラスト作品から、最近ではアイヌ文様作家さんとのコラボレーション作品もまた一風変わった表情を見せています。ガラス作品は昨年冬季、ひらふ坂にあるギャラリー「かたち」にて販売されていましたが、また7月からもオープンするようですよ。ぜひ、立ち寄ってみてください。


がらすギャラリー童夢

http://glass-doumu.com/

北海道虻田郡ニセコ町字曽我806-13

TEL:0136-43-2552 / FAX:0136-43-2554


Siradayuko

私たちが体験しました

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