ニセコを代表する春の花々
春爛漫!ニセコでも植物が芽吹き、花を咲かせる時期となりました。今まさにニセコで見られる花をシェアします。
大型連休ももうすぐ折り返し地点ですね。町中には、他府県ナンバーやレンタカーの車も見られ、多くの方々が道内、道外からニセコへお越しになっているのがわかります。道の駅やレストランも、賑わっていますね。ニセコは、初日こそ曇っていましたが、春の日差しがぽかぽかと温かく降り注ぐ行楽日和が続いています。そんな春の陽気に誘われて、自然界も、春支度。小さな春の姿を見つけてみてください。
今がピークの花
カタクリ
まさに、今が見ごろのピークを迎えています。紫のつんとした花びらが反り返って、華麗な姿を見せています。例年、雪解けが終わったら咲きはじめ、ゴールデンウィーク頃が見ごろとなっており、ニセコの春を代表する花でもあります。ニセコ駅前近くの桜ケ丘公園で、自生している群生が見られます。
エゾエンゴサク
淡い水色や、白、ほんのり紫がかったピンクなど、ドリーミーな色彩の変化が楽しめる可憐なエゾエンゴサクは、上記のカタクリと群生をなし、一面が際立ちます。これまで白一色だった地に、一斉に彩を与えてくれる、カタクリ同様ニセコの春を代表する花です。
また来シーズンのお楽しみ
ふきのとう
雪が解けるとすぐに顔を出すのがこのふきのとうです。春の山菜としての食材でも有名です。淡いグリーンの頭をあちこちでのぞかせ、気づけば背が高くなっています。そろそろ見ごろも終わりを迎えますが、まだまだ目のつくところにたくさん花を咲かせています。
フクジュソウ
見頃はもう少し早くに終わってしまいましたが、ニセコの春でも一番早く花を咲かせる黄色いフクジュソウ。雪の下から葉をのぞかせ、艶のあるきれいな黄色い花を咲かせます。カタクリと一緒に咲いているところも見られました。
土筆
お花ではないですが、近年は昔ほど見かけなくなった土筆。ニセコでは、あちこちに自生しているのも見かけます。春の山菜で、クセがないことで軽くゆでていただけるそう。英語ではホーステイルとも呼ばれる所以がよく観察するとわかります。桜ケ丘公園の登り口にも自生していましたよ。
これから咲く花
桜
ニセコをはじめ、北海道ではソメイヨシノよりも、エゾヤマザクラが一般的です。約1600本のソメイヨシノが植えられている函館の五稜郭は大変人気ですが、寒さに強く、色が濃く、鮮やかなエゾヤマザクラは、山に咲くと桃色が目立って、とても風情があります。咲き始めが淡い桃色で、満開に連れて白っぽく変化するチシマザクラも人気です。例年ゴールデンウィーク頃に咲き始めます。ニセコエリアでも、残雪の羊蹄山とのコラボレーションが楽しめます。ニセコ町東啓園や有島地区の千本桜を訪れてみてください。
ミズバショウ
湿地や小川の脇に群生をなすミズバショウもそろそろ見ごろを迎えます。湿原地には、黄色いヤチブキの花や、白いミズバショウなど、多くの花で賑わいます。蝋細工のような形が美しいミズバショウは、蘭越町の昆布地区、倶知安町の百年の森記念公園でも群生を見ることができます。
ドライブがてら、見かけましたら立ち止まって観察してみてください。ニセコにはまだまだ手付かずの自然が身近に感じられます。
今年こそ、ニセコで桜と写真を撮りたい。ニセコ近隣の昨年の桜の風景が知りたいならこちらからチェック。