夏のニセコのお天気ガイド

世界中のスノーラバーを惹きつけてやまない長い冬が明けると、眩しいグリーンシーズンがやってきます。同じ日本でも、夏のうだるような蒸し暑さはなく、比較的温暖な気候から、避暑としても人気があります。

日が伸び、気温も上がってくると、待ってましたとばかりにあちこちでBBQのにぎやかな声やにおいが漂います。グリーンシーズン、6月から9月までの4か月間、ニセコではどんなふうに過ごせるかをシェアします。

太陽の光がさんさんと降り注ぎ、少しずつ気温が上がるころ。羊蹄山にはまだ残雪があり、春の花が咲き誇ります。青空の率が高く、さわやかな高原気候が楽しめます。ドライブに最適の時期です。ニセコは山に囲まれた高原地帯ですが、近くには温泉、そして海へも近く、様々なドライブが楽しめます。ドライブのヒントはこちらから。

またお天気が良いと、軒先やガレージから焼肉の良い香りが漂い始めるのも6月です。北海道では特に、夏が短いせいか、少し日が伸びると、皆さん、BBQを始めます。北海道で「焼肉」は「ジンギスカン」を指すこともあり、美味しいラム肉をはじめ、海の幸や山の幸などバラエティ豊かな自然の恵みを炭火で焼いてワイワイいただくのが北海道流です。BGMにはこちらをどうぞ！

1年でも最も日照時間の長い7月は、朝から晩まで思う存分にアクティビティが楽しめる時期です。特にサイクリングイベントが目白押しな7月。爽やかな風が吹く中、白や紫のじゃがいもの花が一面に咲き誇る広大な農地を見ながらサイクリングした後は、温泉で疲れを癒して、夏の夜を楽しむべく、星空を眺めるのはいかがでしょう。ニセコは、都会のように、夜も煌々と明るい光を放つ高層ビルもないため、キャンプをしながら晴れた日には流れ星もきれいに見え、夏の星座を探して楽しむ夜を過ごせます。

8月、夏真っ盛り。ニセコもグリーンシーズンのうちで一番暑くなる時期です。地元のお祭りも週末ごとに開かれ、最も夏を感じるころです。暑いと言っても、滅多に30℃を超えることはなく、倶知安町きっての夏のお祭り、くっちゃんじゃが祭りや、ニセコ町七夕のゆうべ花火大会も開かれます。

また、NACアドベンチャーパークのツリートレッキングや、体一つで渓谷を滑り降りるキャニオニング、自然を満喫できるラフティングなどのウォーターアクティビティを存分に楽しむにも良い時期です。

徐々に気温が下がり、涼しいと感じる日も多くなる9月。そうです、夏はあっという間に過ぎ去ってしまうんです。この時期は、ハイキングやマウンテンバイクなどを楽しむのに優れた時期です。雄大にそびえるニセコのアイコン的存在、標高1898メートルの羊蹄山登山にチャレンジするのにも良い時期です。早朝、鳥のさえずりの中でのゴルフや、夕方、BBQ前にみんなでパークゴルフなど、まだまだ夏を愉しめる9月です。

早い年では9月の終わり、また10月頭には、羊蹄山のてっぺんに冠雪が見られます。ニセコの夏は、儚い夢のように過ぎ去るので、一日一日を思い切り楽しみながら過ごしてください。

アクティビティやイベントなど、ニセコへの計画を立てられる際の参考にしてください。※グリーンシーズン、日中は暖かくても、朝晩は冷え込む高原気候です。どんなに天気予報で暖かい気温でも、必ず上着や羽織は持参しましょう。