収穫シーズンがやってきました

食卓に秋の味覚が並ぶころがやってきました。収穫シーズンです。

倶知安のじゃがいも農家さんのあわただしい収穫時期が始まっています。

男爵、きたかむい、きたあかり、とうや、メークイーン・・・様々な品種のじゃがいもがあります。羊蹄山麓では、男爵が約8割を超える栽培種であるらしいのですが、ビタミンやカロチンが豊富なきたあかりや舌触りが滑らかなとうやも次いで多く栽培されています。

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良質な倶知安じゃが

広大な敷地には、茎がしおれて枯れたような状態になっていて不安になりますが、じつはこれが収穫の時期を表すものなのです。収穫が遅れてしまうと腐ってしまったりするので、時期の見極めも大切です。

harvesting potatoes 2017

傷んだお芋や小さいお芋

2か月ほど前には、青々とした草と、白や薄紫の可憐な花を咲かせていたジャガイモ畑もずいぶんと変わり果てた茶色に変貌しています。そしてこの広大な土地を、約1か月ほどかけて収穫するそうです。

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広大なじゃがいも畑

巨大な芋ほり機のトラクターに乗って、順序良く進めていきます。片側ずつしか掘れないので、一通路掘るとぐるっと回って反対側の通路を折り返します。この作業を何度も繰り返します。そして、トラクターの上では、2人~3人が、それぞれ持ち場で、掘りあがってきたじゃがいもを、分別しています。まぎれて石があがってくることもあれば、中には傷んだものもあがってきます。滞りなく掘りあがってくるじゃがいもに目を光らせ、瞬時に取り除いていく様は、プロフェッショナルそのもの。最後の人が、サイズをだいたい見分けて、あまりに大きすぎるものや、小さいものを分けていきます。

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日差しが強い中、作業する農家さんたち

味はきっと変わらないのに、サイズが合わないということでよけられるじゃがいもですが、無駄にはけっしてなりません。規格外の野菜直売所で売られたり、またでんぷん工場へ行くこととなります。

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サイズ内のものはこうして籠に詰められて出荷です。

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こんなおもしろい形のものもあるんですよ。倶知安らしい雪だるま型。

北海道の中でも羊蹄山麓はじゃがいもの産地のひとつ。やはり夏の天候と昼夜の寒暖差がほくほくのじゃがいもを生むのですね。さらに貯蔵することによって、でんぷんが糖になり甘さも多くなります。じゃがいもを使ったレシピはたくさんあるので、料理も楽しくなりますね。採れたて新じゃが、ぜひ、まずはシンプルにじゃがバターで食べてみてください。