フォトジェニックなニセコの秋

ニセコの秋ってどんな風に色付くの?編集部が実際に行って撮ってきた写真をシェアします。

羊蹄山やニセコ連邦にも雪が舞い降り、そろそろ冬支度も本格的になってきました。今は山頂に雪、野は紅葉という、秋と冬の狭間の貴重な時期です。実際、どこに行けばどんな景色に会えるのか、少しでも参考になるよう、編集部が実際に行って写真を撮ってきました。写真とマップで次回の紅葉狩りの参考にしてください。

神仙沼

その昔、この地を見つけた下田豊松さんという方が、「皆が神、仙人の住みたまう所」と感銘を受けて名付けられた通り、あたりは静けさと神聖な雰囲気に満ちている湿原です。ニセコ山系の中で最も美しい沼と称されるほどで、夏の見事な花も、秋の景色もどちらも一見の価値ありです。バリアフリーの木道が敷かれているので、どんな方でも遊歩道をトレッキングできるようになっています。近くの長沼もめぐってみてください。

京極ふきだし公園

倶知安町のお隣にある京極町。水の里として有名な京極町では毎日約8万トンもの水が湧き出ており、その水は名水百選にも選定されています。道の駅も併設されている公園敷地内には水くみ場をはじめ、整備の行き届いた池や遊具付きの公園もあり、観光バスも行きかう有名スポットです。春は桜、秋は紅葉が美しく、形の整った羊蹄山とのツーショットも撮影できます。

チセヌプリ

チセ=アイヌの伝統家屋 ヌプリ=山 家のような形をした山、という意味の通り、お椀をひっくり返したような形をした休火山です。登山は約1時間ほどで頂上へ着きますが、岩場が多いです。頂上からの景色は圧巻で、羊蹄山を遠くに、手前にアンヌプリが聳え、2つの山を写真に収めることができます。

半月湖

羊蹄山の麓にある湖、半月湖。名前の通り、上空から見ると、その湖は半月のような形をしています。小柄な湖ですが、深いところで18メートルもあるそう。駐車場からは約20分ほど歩けば湖畔につきます。ひっそりとした静寂に包まれた湖です。周りの木々がもこもこと黄色く色づきます。

パノラマライン

夏や秋のドライブルートとして最適なパノラマラインは、道道66号線、ニセコから岩内までを走るワインディングロードで、ニセコを囲む山々の景色を堪能できます。信号や一旦停止がなく、のびのびとドライブでき、山だけでなく、晴れていれば遠くは日本海まで見渡せるので、秋のツーリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。(冬季は閉鎖します)

白樺山としゃくなげ沼

標高959メートルの白樺山は、勾配も緩やかで初心者に優しく、お子様も気軽に登山ができる山です。夏には日本海と色とりどりの小さな花たちが和ませてくれます。白樺山の山頂を過ぎ、更に尾根を下っていくとしゃくなげ沼に出ます。絨毯のように色付いた山肌と沼地の草紅葉が黄金色に美しく染まります。

真狩樹木園

意外と知られていない真狩村にある樹木園。ここは桂並木があり、樹木が300種植えられています。湧水汲み場やお豆腐屋さんで有名なスポットのすぐ隣にあるので、お散歩がてら歩いてみるのもおススメです。この時期はリスが冬支度でせっせとドングリや木の実を集めているので、運が良ければ出会えるかもしれません。

皆さんの出会いたい景色はありましたでしょうか。残り少ない紅葉シーズン、目的地までのドライブも楽しみながら訪れてみてください。朝晩は冷え込むので、必ずはおり物をお持ちください。